▷第一成長期
“ 空が飛びたい “
そう 思ったから 跳んだんだ
飛べなかったけど。
“ マントが欲しい “
パパに頼んだら
仮面ライダーのタオルをくれた。
“ ヒーローになりたい! “
せんせいに言ったら
叶わない夢は捨てなさいって
作文に✖️を付けられた。
諦めることをしった 僕は
歩みを止め、進むのを やめました。
それを見た 神様が 動かなくなった 僕の五体を奪ったのは 正解だよ
まっすぐな道を歩くより ひねくれたほうが面白いと思ったんだ。
/壁が現れたって 空をとんで 飛び越えようと
ヒーローに変身してぶっ壊しちゃえばいいんだと
〝 そんなの屁理屈だ 〟
大人達が言った。
僕はそれでもいいよと思った。
くだらない屁理屈を吐くような、バカみたいなガキでいたいよ。
スーパーヒーローに
なりてーんだ!
いつか 僕を けなした
大人達も
救ってあげよう。